通勤に物乞いと 12Rs


ナマステ~


今週もあっという間に過ぎてしまい、
独り言ブログを書かなくてもいいほど、英語でコミュニケーションができてる。



ということにもしたいけど、
オーストラリアから来た日本人の女性と話すのが楽しい日課になってますから
インドで日本語不足も問題なくブログの更新も減りそうです。


やっぱり言葉が通じるって素晴らしいことだよね。



彼女とはまだ会って1週間も経っていないのに
前から知っていたように馴れ馴れしく話せるんだ。
英語もかじったら中途半端ではなくて
最後まで極めたいと話すストイックな彼女、
私にない部分があって尊敬しちゃうんだ。綺麗


!私も残り少ない学校生活の中でできることから頑張ろう!




今日の記事はインドの物乞いについて



いきなりだけれども、野島伸司さんのドラマ
「人間・失格」
「愛という名のもとに」
「家なき子1」「家なき子2」をこれまで観た。

家なき子 1話



野島伸司さんのドラマは何故か見入ってしまう。


野島伸司さんを調べてみると、結構問題を起こしてしまっているみたいで面白い。
まるっきり引用するけれど、



新潟県出身の野島さん。大学中退後に渡米、ロサンゼルスに滞在中はホームステイをしながら学校に通う。帰国後、色んなアルバイトを経験し22,3歳の頃、製缶工場でまるでロボットのように黙々と作業していた時の反動でアイデンティティーを確立したいと強く思い、ワープロで初めて執筆した。という


1992年の『愛という名のもとに』を皮切りに、暴力、いじめ、障害者、自殺問題など、現代社会の暗部を独自の視点で鋭く切り取った作品を多く手がけはじめ1993年『高校教師』はショッキングで重いテーマであり賛否両論を呼び、1994年には『家なき子』を執筆。
しかし、1998年の『聖者の行進』(TBS系)では、暴力描写の多さに視聴者からの抗議が殺到し、金曜ドラマ枠のスポンサーが降りるという事態に。他の作品もほとんどが20%以上を記録する一方で、作中の表現で「子供に見せたくない番組」ワーストランキングに入ることも少なくなかった。また、『人間失格』(1994年、TBS系)は太宰治の『人間失格』と完全に一致していたため、放送開始前に太宰家の遺族から苦情申し入れがあり、結果、中黒を挿入し一文追加した『人間・失格〜たとえばぼくが死んだら』と改題された。

そんな野島さんは、
「若ければ若いほど、自分を固定していない、完成していない、いろいろなものに刺激を受けやすい。そこに向けて作るのが、物作りの基本的な考えと若者こそターゲットにしたいという持論を当時から持ち続けており、批判を受けたり視聴率に伸び悩んだとしてもソフトとしてクオリティーが高く、後に忘れられない“いいドラマ”を残したいという姿勢を崩していない。

野島さんのドラマは共感できる場面が多くあり、
私は勇気づけられ忘れられないドラマになっっている。

「同情するなら金をくれ」で有名な「家なき子」では
金や名誉にしがみ付く汚い大人に対して、安達祐実演じるすずが
金や名誉だけでは手に入らないものがあるということを信じ
さまざまな出会い体験を経て、次第に成長し彼女の周りも少しずつ変わっていく。

前置きが長くなりましたが、
野島さんのドラマを思い出したのは今週のある日
私は毎朝学校までの道のりで、どれだけの物乞いを見ているだろう?
これまでインドに来て何人の物乞いを見てきただろう?
誰一人顔を覚えてる人もいないし、名前なんか分かるわけない。
でもそんな人々にお金を渡すインド人を見ると腹立たしくなった。
ストレスでもないんだけど、前は嬉しくなったり温かい気持ちになっていたのに。


(写真は1月バラナシにて蛇使いの少年、カメラマンがお金を渡し
自分の指定する背景に少年を連れて写真を何枚も撮っていた。)


お金があるからってなんだそんなに偉そうに
物乞いに何十円かのお金を渡して、気持ちよくなるのは自分だけで
人助けだとして行った行為も
自分の地位や権力を守るためで自分のことしか考えてない。
それとも自分はお金を持っているんだと見せつけているんだ。
お金を受け取る人はそのお金が必要では感謝するのかもしれないけれど、
それっきりじゃないか。結局は他人事。知らない人にお金なんかあげないよね。


それとも本当に誰であるのか知りたい、助けたいと思って
声をかける人はいるのかな。
私は何もできていない。
ただ見て通り過ぎて、何歩か歩けば
電車に乗り遅れる!宿題あったけ?なんて自分のことを考えている。


「同情するならお金をくれ」というのは、
最初だけしか言えない言葉だと思う。
本当はお金じゃないんだよね。


こんなことをインドで考えた。
久しぶりにブログを書くと、書き方を忘れて何を書きたかったのか
途中で分からなくなってしまった。



インドの新大統領コビンド氏


に敬意を示して終わり。